解説記事
Shopifyで翻訳されない?英語ページに日本語が残る5つの場所と、確かめ方
英語版のストアを公開したのに、英語のページに日本語が残っていた。そんな経験はありませんか。
翻訳アプリの画面で「訳し終わり」になっていても、お客様が見る画面には日本語が出ることがあります。翻訳アプリが訳すのは、Shopifyに翻訳の項目として登録された文章だからです。
この記事では、Shopifyの開発用ストアで実際に訳もれを作って確かめた結果をもとに、日本語が残りやすい5つの場所と、自分で確かめる方法を紹介します。
日本語が残りやすい5つの場所
1. 商品の説明(タイトルだけ訳した)
商品のタイトルを訳したところで安心して、説明を訳し忘れる例です。英語のページでは、英語のタイトルの下に日本語の説明が並びます。
直し方: 翻訳アプリで、その商品の説明を訳します。商品を増やしたときや、説明を書き足したときに起こりやすいので、商品を登録したら英語のページも開いて見る習慣をつけると安心です。
2. テーマのコードに直接書いた文言
お知らせバーのキャンペーン文言などを、テーマのファイル(.liquid)に日本語で直接書くと、その文字は翻訳の項目として登録されないため、自動では訳されません。英語のページにも、日本語のまま表示されます。
テストでは「送料無料キャンペーン中」をテーマのファイルに書いたところ、英語のすべてのページに日本語のまま出ました。
直し方: 文言をテーマの言語ファイルに移して({{ 'キーの名前' | t }} の形で呼び出す)、英語の訳を入れます(次の3を参照)。コードを触りたくない場合は、テーマエディタの設定で文字を入れられるセクションを使います。Translate & Adaptの画面には、テーマのセクションやテンプレートを訳す項目があります。
3. 英語の訳がない、テーマの文言
テーマの言語ファイルに、日本語の文言だけを足して、英語を足し忘れた例です。
「英語の訳がなければ translation missing と出る」と思っていましたが、テストしたストア(テーマはHorizon)では、英語のページに日本語の文言がそのまま出ました。エラーの形で出ないので、見落としやすい訳もれです。
なお、コードエディタは、保存の前に「英語の翻訳がない」と警告を出していました。
直し方: 足した文言は、Translate & Adaptの「デフォルトテーマのコンテンツ」に出てきます(テストでは「Custom」の中に、英語の欄が空のまま並んでいました)。英語の欄に訳を入れれば直ります。
4. メタフィールド
素材・サイズ表・お手入れ方法など、商品の説明とは別の項目(メタフィールド)に入れた文章です。テストでは、商品ページの「素材:ウール100%(ニュージーランド産)」が、英語のページで日本語のまま出ました。
直し方: Translate & Adaptで商品を開くと、「商品」の欄の下に「メタフィールド」の欄が別にあります(テストでは「素材」)。商品の説明を訳したあと、ここも訳します。
5. 画像の代替テキスト(alt)
代替テキストは、画面には見えませんが、検索エンジンや、目の不自由な方が使う読み上げソフトが読む文字です。英語のページで日本語のままだと、英語で検索する人に見つけてもらいにくくなります。
画面に出ないので、見て回っても気づけません。下の「コードで確かめる」方法で見つけられます。
訳し方は、翻訳アプリによって違います。2026年11月に開発用のストアで見たところ、Translate & Adaptの商品の画面にも、訳す項目の一覧にも、画像の代替テキストの欄は見当たりませんでした。
見つけにくい訳もれ:古い翻訳
上の5つとは別に、元の日本語を書き直したのに、英語が前のままになっていることがあります。英語としては正しく表示されるので、画面を見ても気づけません。テストでは、日本語の説明を書き直した商品をTranslate & Adaptで開いても、英語の欄に「古い」といった印は見当たりませんでした。日本語の説明を直したら、その場で英語も直すようにしてください。
自分で確かめる方法
英語のページを開いて、上から見る
ストアを英語に切り替えて、次のページを開きます。
- トップページ(お知らせバー・ヘッダー・フッターも見る)
- 商品ページ(説明の下の方、サイズ表なども)
- コレクションのページ
- カート・検索結果のページ
言語の切り替えのメニューに「日本語」と出ているのは、正しい表示です。
コードで確かめる(パソコンのChrome・Edge)
見えない代替テキストまで調べたいときは、ブラウザの開発者ツールで、次のコードを実行します。開いているページの日本語を、一覧で表示します。
- 英語のページを開き、
F12キーを押す(開発者ツールが開く) - 「Console(コンソール)」を選ぶ
- 下のコードを貼り付けて、
Enterを押す
(() => {
const ja = /[-ヿ㐀-鿿ヲ-゚]/;
const found = new Set();
const walker = document.createTreeWalker(document.body, NodeFilter.SHOW_TEXT);
while (walker.nextNode()) {
const text = walker.currentNode.textContent.trim();
if (text && ja.test(text) && !walker.currentNode.parentElement.closest('script, style, noscript, template')) found.add(text.slice(0, 80));
}
for (const el of document.querySelectorAll('[alt], [placeholder], [aria-label], [title]')) {
for (const name of ['alt', 'placeholder', 'aria-label', 'title']) {
const v = el.getAttribute(name);
if (v && ja.test(v)) found.add(name + ':' + v.slice(0, 80));
}
}
found.delete('日本語');
console.log(found.size ? [...found].join('\n') : '日本語は見つかりませんでした');
})();
- 初めて貼り付けるときは、Chromeが「allow pasting」と入力するよう求めることがあります。知らない人から渡されたコードは貼り付けないでください(このコードは、ページの文字を読んで表示するだけです)。
alt:で始まる行が、画像の代替テキストです。- 店名など、わざと日本語にしている文字も出ます。
ページが多いお店は
この確かめ方は、1ページずつです。商品が数十あるお店で、毎週すべてのページを開くのは大変です。
訳もれチェッカーは、英語などのページを毎週自動で見回り、新しく見つかった訳もれだけをメールでお知らせするサービスです(準備中)。先行登録の方は、提供開始から1か月無料でお試しいただけます。
この記事は、2026年11月時点の内容です。テストは、Shopifyの開発用ストア(テーマはHorizon)に、確かめるための訳もれを作って行いました。